RallyCrankingは今年も大雨と大風。前RC3に続き大荒れの天候でかなり・・・いや相当厳しいコンディションとなってしまいました。気温がやや暖かめだったのがせめてもの救いだったでしょうか。スタートからCP1までがいきなり今回最大の「山場」。序盤から難所が続き、CPまでたどり着かないエントラントも多数。

大雨の中、自転車を担ぎあげた山中ではなぜか笑顔がこぼれるエントラントたち(なにかの境地に達したのかも)
今回も完走車は少数となってしまいましたが、この困難な旅を挫けぬ心と強靭な体力で走りきった8人はもちろんのこと、この強風と豪雨の中へと走り出したすべてのエントラントに心からの敬意を表したいと思います。皆さんの走りにスタッフは驚きを隠せませんでした。
■スナップショット

スタートはまだ真っ暗な午前5時。そのため受付と車検は3時過ぎからはじまりました。

静かな中にも独特の緊張感漂うRC会場。このときまだ雨はほとんど降っていませんでした。

夜明け間際のダートを漕ぎ上がり、

両脇が崖の、馬の背へ。強風に煽られて怖かったとか。

序盤からこれでもかというくらいの「担ぎポイント」。

折り返し地点で「ハーフ走破」。ここで賢明なリタイヤを決めてもこの笑顔! 今回最年少の高校1年生参加者です。

山中のCPでしばしの休息と補給。霧が上がってあたり一面真っ白。

会場にて。MTB、シクロクロス、グラベルロード、eMTB。手巻きに電動。ロードタイヤにファットタイヤ。装備も機材もバラバラ。正解はない。過去の情報をネットで検索しても意味はない。パリダカ黎明期もこうだった、試行錯誤の時代がいちばん面白い。
■リザルト
最後尾からスタートした44が、20分近いビハインドを跳ね返した上、そのまま一度も各CP着順を譲ることなく一番時計でゴール! 140km走った総合タイムは、なんと10時間36分。制限時間の12時間に90分近くも余裕を残しました。

44 イノウエマサシ 一昨年のRC2でも1番時計。2回目の時間内完走でどちらもトップ着、すごい!!

CP1開設前に到着してしまったとかで、ほんとうはもっと速かったのかも!?
●以下時間外完走

42 イケダマコト

17 イイケンイチ

7 コミナミダテジュン 6 オクヤママサユキ

41 エンドウセキホ 37 イシイヨシユキ

19 テラジマイクオ ※初のeMTBでの時間外完走者。最後はバッテリー切れでただの重い自転車となっていたとか・・・。

※敬称略
スタートは2台一組で1分おきのため、同着の場合はあとからスタートしたゼッケンが上位となります。
Photo協力:大久保様
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