大きな台風が通過したタイミングで、想定ルート試走とマップづくりのため現地へ。そうそう何度も出かけられないので、1週間ほど現地に泊まり込んでまとめて作業を行う、ちょっとした旅週間になります。
昨年と同じエリアで開催される今回のDOA。超巨大台風の被害もまだ記憶に新しいので、ビクビクしながらルートを走り始めました。
今回の試走では天候に恵まれた(というか試走はいつも天気がいい)のと、すべて平日だったので伐採作業に多く出くわしました。伐採現場に近づくと新鮮な木の香りがいっぱいに漂っています。
何が待っているかわからないので、どこで開催するときも初試走はだいたいセローをチョイスします。GO&STOPが多く、行き止まりのUターンを何度も繰り返す試走では、R100GSではちょっと厳しい場面が多く。その反面225は自分の体格では小さすぎてポジションが窮屈なのが玉に瑕。高速巡航もできる250にしようかなあ。。。
この川面まで10mもあるのですが、昨年はこれが林道のある崖の高さまで溢れてきて道を押し流してしまいました。今年は穏やかな渓谷の流れ。
そしていつもの試走装備。マグネットでかんたんに開閉できるクリアフォルダが作図台。距離取りはiPhoneのGPSラリーメーターと、クリアフォルダの下にはN-Systemラリーメーター。ログ取りとバックアップ用のGarmin。ここ数年はこれでほぼ決まりです。以前の記事でGarminの有用性についていろいろ書きましたが、ほんとのところこのごろはiPhoneの地図アプリのほうがよほど役に立っています。国土地理院の地図を自由に拡大縮小できる大きなディスプレイというのがとてもいい。
MOTREKのシートバッグも定番となった試走の友です。これがあるおかげで、重いツールパックを腰に巻かなくて済んでいます。「どれくらいの容量があるのか?」とよく質問されるので、参考までに500mlのペットボトルを2本入れてみました。普段はここに大きめのエアポンプやタイヤレバー、もしものときのリペアパーツ、飲料、ちょっとした食料などを収納しています。
八ヶ岳エリアはどこを走っていても大きな山塊が目に入るすばらしいロケーション。
あまりたくさん出してしまうと当日のお楽しみがなくなってしまうのですが。
オンルートから数十m外れると、鉄ファンの聖地も。
休憩中、現地で出会ったワンコたち。軽トラのヤレ具合と相まって、なかなかの写真映え。
目撃談多し。パンク修理中はエンジン止められないかも・・・。
ウッズも深い。鹿とのニアミスもかなり多かったので要注意。
ケモノつながり。今年は葉物野菜が高騰中。出荷で忙しそうでした。
とあるロングダートを2/3ほど走ったところで。去年の台風の後はまったく問題なかったのに。ちょっとやそっとでは撤去できそうにないほどの巨石が折り重なっているので泣く泣くこのダートは諦めることに。
ところが国土地理院の地図を眺めていたら、すぐ横にこんな無名のスーパーストレートロングダートが!! あるところにはあるもんです。
もうひとつここも新ダートへのアプローチにて。ここは絶景。「ママー!カルビがたくさんいる!!」という子供の嬉しそうな声が忘れられません。
今回は予定ルートをコマを書きながら何周もして約1000km走りましたが、どこのダートも整備が行き届いていて拍子抜け。事前にアナウンスしておかなければならないような荒れた路面はどこにもなく。とっても順調な試走の旅レポでした。
このまま台風が来なければ、絶景を巡るすばらしい2日間のラリーになりそうです。
おまけ。キャンプ場に草刈ヤギちゃんが入りました。さびしいと死んでしまうらしいのでエントラントは遊んであげてください。写真はヤギちゃんと管理人さんです。
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