すっかり春の準備に忙殺されているこのごろですが、144kmのグラベル&ターマック・12時間制限の自転車ラリー「RALLY CRANKING」も無事終了しました。初回開催エントリーは21名。そのうち時間内完走はわずか1名でした。
1位となったゼッケン1のウエタさんはなんとファットバイクでぶっちぎり。
ダートが多いというインフォメーションを見て直前でシクロバイクから車種変更。選択が吉と出るかどうなるかと思っていましたが、さすがとしか言えません。スタート/ゴールの地タイムリミットギリギリ、夕闇迫るなか最後の国道の上りを一生懸命脚を回してゴールへと向かう姿に感動して思わず落涙してしまいまいました。所要時間11時間49分15秒。
装備を見るとラリーメーターにラリーマップホルダー。なんと以前マップホルダー導入のハードルを下げられたらとDOAとN-Systemさんとで共同企画した「DEN-DAN」をつくって来てくれていました(段ボールによる電動マップホルダー自作キット)。なんだかうれしかったです。朝5時スタートしてすぐ暗闇のダート区間はマップホルダーの照明の有無で大きく差がついたのかも。難関を突破する人というのは装備もしっかり準備しているんだなとあらためて思い知らされました。
さいごのCP4まで走ってそこでリタイヤした#5 エガワさんと・・・
#2 ハギワラさん(着順)。残りのルートはショートカット、しかしすべて自走してゴールに戻りました。CP4以降はまだダートも続くための選択。暗くならなければ時間外完走目指せたかも。ほんとに惜しかった、ぜひ次回。
トップに幾度となく迫る激走でイベントを盛り上げながらもミスコースが響いて大幅に遅延してしまった#4 カトウさん。CP4からの最後の難所に真っ暗になってからチャレンジしたものの、暗さと寒さに途中リタイヤして回収車で帰着。トータル130kmくらい走ったのでは?よくがんばった!
鴨川のTNP(ターンポイント。折り返し)で時間切れハーフリタイヤした人々がみな回収車で帰着したなか、「俺達の冒険の扉はまだ閉じていない!!」と、帰着用のアシスタントルートすべてを自走で帰ってきた(=距離的にはほぼイベントディスタンスと同じくらい)#15 ヒラサワさんと#16 コバヤシさん。なんという意味不明な根性。。。おそれいりました。
優勝および時間内完走者1名。CP4までの時間外到達者4名、ハーフ時間外完走9名、リタイヤ5名。自転車ならではのタイムテーブルゆえ、私も本部で1日過ごすことなくイベント中にすべてのCPを巡回することができました。各所では難所を前にタイミングよくチェーンが切れたとか、路上で長々と伸びていたり、道中ずっと主催者への呪詛の言葉をつぶやき続けていたとかなんとか。そんな様々な人間模様も見聞きすることも。
いつもの風景のようですが静かにスタートが進みます。朝の4時受付、5時スタート。冬の早朝は真っ暗です。
序盤の暗闇のダートは文字通り明暗を分けたかも。
ルート上には担ぎポイントもあり。自転車ならではのルート設定です。
早々にコマ図を見るのを諦めて「コバンザメ走法」に徹した人も?
片道70km、折り返し地点では外房の海がお出迎え。ここで多くのエントラントがリタイヤを選択。しかしハーフ達成でもこのやり切った笑顔!
激闘の記録。次回は年末に再び開催予定。以降はその時期の定期開催を予定しています。もちろんルートはまたちがうものに。
つぎの冒険の扉を開くのは、誰だ!?